一音と一曲と

音楽を創っている時、よく感じるのが、

一つの曲を成り立たせているのは、
一音一音だけれど、同時に、

一音一音、それぞれの中に、
一曲のすべての情報が、内包されているということ。
 

一音の中に、一曲すべての、
音も、お休みも、フレーズも、間合いも、リズムも、
テンポや、そのゆらぎも、表情も、ダイナミズムも、流れや構成も、、、
あらゆるものが含まれている。
 

そして、同時に、

それらは、「時間の流れ」を越えて、ひとつの生命体のように、
有機的に、つながりあいながら、変化しつづけてもいる。

一音として意味のない音は存在せず、
すべてが連動しあい、
いつも全体として、完全にバランスしながら、
全体を構成し、成り立たせていて、

ミクロの中にマクロが、
マクロの中にミクロが、
存在しているような、、、

そんな世界をみつめている。
 

それは、わたしにとって、
とてもとても、静かで、安らいだ、
至福の時間だ。
 
 
これは、作曲や、編曲はもちろん、
演奏や歌唱においても、言えること。
 
こころを研ぎ澄ませてみれば、
いつも、音楽は、完全に調和している。
 

音楽は生命のようで、
生命は音楽のようだなと、いつも思う。
 

 
どうあろうが、なかろうが、
なにになろうが、なるまいが、
どこにいこうが、いくまいが、
 
表面的なことには、まったく関係なく、
ずっと、ソレは、ただ「そうである」のだ。
 
たんたんと、たんたんと。
完全な平安が、静寂が、ずっと、ある。
 
 
そのうえで、生命は、すべての瞬間を、
奏で、歌っている。
 
 
音楽が教えてくれたこと。
 

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